
クリスマスが近づくと、世界各国ではその国ならではの特別なスイーツが食卓に並びます。
ドイツのシュトーレン、フランスのブッシュ・ド・ノエル、イタリアのパネトーネ…。
実は、どれもおうちで意外と簡単に作れることを知っていますか?
海外旅行が好きな私も、現地で出会ったクリスマススイーツをきっかけに、「今年は家で世界のクリスマスを味わってみたい」と思うようになりました。
特別な材料がなくても、ポイントを押さえれば初心者でも失敗しにくいレシピばかりです。
この記事では、世界のクリスマススイーツを国別に紹介しながら、おうちで作れる簡単レシピと、あると便利な型・道具をまとめました。
今年のクリスマスは、キッチンから小さな世界旅行を楽しんでみませんか?
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🇩🇪ドイツ|シュトーレン

どんなお菓子?
シュトーレンは、ドイツのクリスマスに欠かせない伝統的な焼き菓子です。
ドライフルーツやナッツをたっぷり練り込み、表面に粉砂糖を厚くまぶしたのが特徴。
最大の魅力は、焼いたあとに少しずつ寝かせて味が深まること。
日持ちするため、クリスマスまで少しずつスライスして楽しみます。
白い見た目は「産着に包まれた幼子イエス」を表しているとも言われています。
材料(18cm 1本分)
- 強力粉:250g
- 無塩バター:120g
- 砂糖:40g
- 塩:ひとつまみ
- 牛乳:120ml
- ドライイースト:5g
- 卵:1個
- ミックスドライフルーツ:150g
- ナッツ(アーモンドなど):50g
- ラム酒:大さじ2(省略OK)
- 粉砂糖:適量
作り方
①ドライフルーツの下準備

ミックスドライフルーツにラム酒をかけ、軽く混ぜておきます。
※前日から漬けると風味アップ。時間がない場合はそのままでもOK。
② イーストを準備する
牛乳を**人肌(約35℃)**に温め、ドライイーストと砂糖少々を加えて混ぜます。
5〜10分ほど置き、表面が泡立てば成功。
※耐熱カップがあれば便利です
③ 生地をこねる
ボウルに強力粉・砂糖・塩を入れ、②のイースト液・溶かしバター・卵を加えます。
ゴムベラや手でひとまとめにし、なめらかになるまでこねます。
④ フルーツとナッツを混ぜる
生地がまとまったら、ドライフルーツとナッツを加え、全体に均一になるまで混ぜます。
⑤ 一次発酵

生地を丸め、軽く油を塗ったボウルに入れます。
ラップをして30〜40分ほど暖かい場所で発酵させ、生地が1.5倍になればOK。
冬に作る場合、発酵マットがあれば便利です。
⑥ 成形する
発酵後の生地を軽くガス抜きし、楕円形に伸ばします。
手前から折りたたみ、中央が少し盛り上がるシュトーレン形に整えます。
⑦ 焼く
170℃に予熱したオーブンで約40分焼きます。
表面がきつね色になればOK。
⑧ 仕上げ(超重要)
焼き上がったら熱いうちに溶かしバター(分量外)を塗り、たっぷりの粉砂糖をふるいかけます。
⑨ 寝かせる
完全に冷めたらラップやアルミホイルで包み、
冷暗所で2〜3日〜1週間ほど寝かせると味がなじみます。
- 焼きたてより数日後が本番
- バター&粉砂糖はケチらない
- 薄くスライスして少しずつ食べるのがおすすめ
🇮🇹イタリア|パネトーネ

どんなお菓子?
パネトーネは、イタリア・ミラノ発祥のクリスマススイーツ。
ドーム状の見た目と、ふんわり軽い生地にドライフルーツがたっぷり入った、イタリアのクリスマスを代表する発酵菓子です。
最大の特徴は、背の高い専用紙型で焼くこと。
この型を使うことで、生地が縦にしっかり膨らみ、本場らしいふわふわ食感に仕上がります。
材料(15cmパネトーネ紙型 1台分)
- 強力粉:300g
- 無塩バター:80g
- 砂糖:70g
- 卵:2個
- 牛乳:120ml
- ドライイースト:6g
- 塩:ひとつまみ
- ミックスドライフルーツ:120g
- バニラエッセンス:少々
- 粉砂糖(仕上げ用):適量
作り方
① ドライフルーツの下準備
ミックスドライフルーツにラム酒(分量外・大さじ1〜2)をかけて混ぜます。
※時間があれば30分〜一晩置くと風味アップ。
② イーストを準備する
牛乳を人肌(35℃前後)に温め、ドライイーストと砂糖少々(分量外)を加えて混ぜます。
5〜10分ほど置き、表面が泡立てばOK。
③ 生地をこねる
ボウルに強力粉・砂糖・塩を入れ、②のイースト液、卵、溶かしバターを加えます。
ゴムベラでまとめ、なめらかになるまで手でこねます。
④ フルーツを混ぜる

生地がまとまったら、ドライフルーツを加えて均一に混ぜ込みます。
⑤ 一次発酵
生地を丸め、油を薄く塗ったボウルに入れます。
ラップをして40〜60分、暖かい場所で発酵。
約2倍の大きさになればOK。
⑥ 成形して型に入れる(重要ポイント)
ガス抜きをして生地を丸め、パネトーネ専用紙型に入れます。
⑦ 二次発酵
型に入れたまま、生地が型の8〜9分目まで膨らむまで発酵(約30分)。
⑧ 焼く
180℃に予熱したオーブンで約35〜40分焼きます。
表面が焦げそうな場合はアルミホイルをかぶせます。
⑨ 逆さ冷却(本場流・重要)
焼き上がったらすぐ、底に金串を2本刺し、逆さにして冷まします。
これで生地が潰れず、ふわふわ食感をキープできます。
⑩ 仕上げ
完全に冷めたら、粉砂糖をふって完成。
スライスして少しずつ楽しみます🎄
- 紙型は必須(代用不可)
- 発酵は「時間より大きさ」を目安に
- 逆さ冷却を忘れない
🇫🇷 フランス|ブッシュ・ド・ノエル

どんなお菓子?
ブッシュ・ド・ノエルは、フランスのクリスマス定番スイーツ。
「ブッシュ=薪」という名前の通り、ロールケーキを木の幹に見立てた見た目が特徴です。
もともとは暖炉で燃やす薪を象徴した伝統菓子で、現在はチョコレートクリームを使ったロールケーキが主流。
デコレーション次第で一気にクリスマス感が出るので、おうちクリスマスにぴったりな映えケーキです🎄
材料(天板1枚分/約20cmロール)
スポンジ生地
- 卵:4個
- 砂糖:80g
- 薄力粉:80g
- ココアパウダー:10g(プレーンでもOK)
チョコレートクリーム
- 生クリーム:200ml
- チョコレート:100g
デコレーション
- 粉砂糖:適量
- ココアパウダー:適量
- 市販のクリスマスオーナメント
作り方
① 下準備
- オーブンを180℃に予熱
- 天板にクッキングシートを敷く
※天板サイズが仕上がりに直結するので、ロールケーキ専用天板があると失敗しにくいです。
② スポンジ生地を作る
卵と砂糖をボウルに入れ、白っぽくなるまでしっかり泡立てます。
ふるった薄力粉とココアを加え、ゴムベラでさっくり混ぜます。
③ 焼く

生地を天板に流し、表面をならします。
180℃で10〜12分焼成。
焼きすぎ注意(乾燥の原因)。
④ 巻く準備
焼き上がったらすぐ、新しいクッキングシートをかぶせて裏返し、粗熱を取ります。
📌 熱いうちに巻くのが割れ防止のコツ
⑤ チョコレートクリームを作る
刻んだチョコに温めた生クリームを加え、なめらかになるまで混ぜます。
冷やして軽く泡立てます。
⑥ 巻く
スポンジにクリームを塗り、手前から丁寧に巻きます。
巻き終わりを下にして冷蔵庫で30分冷やします。
⑦ デコレーション
表面に残りのクリームを塗り、フォークやパレットナイフで木目模様をつけます。
⑧ 仕上げ
粉砂糖をふり、お好みでオーナメントを飾って完成🎄
- スポンジは焼きすぎない
- 巻くときは熱いうちに
- デコレーションは多少ラフでOK(木目感UP)
🇬🇧イギリス|クリスマスプディング

どんなお菓子?
クリスマスプディングは、イギリスの伝統的なクリスマススイーツ。
ドライフルーツやナッツ、スパイスをたっぷり使い、蒸して作る重厚感のある大人向けデザートです。
最大の特徴は、作ってから寝かせるほど美味しくなること。
本場では数週間〜1か月以上前に仕込み、クリスマス当日に再度温めて食べます。
ブランデーに火をつけて提供する演出も有名です🔥
材料(直径15cm耐熱ボウル 1台分)
- ミックスドライフルーツ:200g
- 無塩バター:80g
- 砂糖(ブラウンシュガー推奨):80g
- 卵:2個
- 薄力粉:80g
- パン粉:80g
- ナッツ(くるみ・アーモンド等):50g
- シナモン:小さじ1
- ナツメグ:少々
- 塩:ひとつまみ
- ブランデー or ラム酒:大さじ2〜3
- オレンジピール(あれば):適量
※アルコールは省略可(その場合はオレンジジュースで代用)
作り方
① ドライフルーツの下準備
ミックスドライフルーツにブランデーをかけ、全体を混ぜます。
時間があれば30分〜一晩置くとコクが出ます。
② バターと砂糖を混ぜる
室温に戻したバターと砂糖をボウルに入れ、白っぽくなるまで混ぜます。
卵を1個ずつ加えてさらに混ぜます。
③ 粉類・フルーツを加える

薄力粉・パン粉・スパイス・塩を加えて混ぜ、最後にドライフルーツとナッツを加えます。
全体がもったりした状態になればOK。
④ 型に入れる(ここが重要)
耐熱ボウルの内側に薄くバターを塗り、生地を流し入れます。
表面を平らにします。
※専用のプディング型があればベストですが、フタ付き耐熱ボウルで代用可能です。
⑤ 蒸す
ボウルにアルミホイルをしっかりかぶせ、輪ゴムで固定します。
深鍋に布巾を敷き、ボウルを置いて湯を注ぎます。
フタをして弱火で2〜2.5時間蒸します。
⑥ 冷まして保存
蒸し上がったら完全に冷まし、アルミホイルを外して新しいものに交換。
冷暗所で数日〜2週間ほど寝かせます。
⑦ 食べる前に温め直す

食べる直前に再度30分ほど蒸すか、電子レンジで温めます。
お好みでブランデーをかけ、火をつけても◎(演出用)
⚠️ 火を使う場合は必ず耐熱皿で、安全に行ってください。
- 蒸し時間はしっかり長めに
- 寝かせるほど味が深まる
- アルコール入りは大人向け、無しでも美味しい
🇺🇸アメリカ|クリスマスクッキー

どんなお菓子?
アメリカのクリスマスクッキーは、星・ツリー・サンタ・雪だるまなどの型抜きクッキーをデコレーションして楽しむお菓子。
味よりも「作る時間を楽しむ」文化が強く、家族や友人と一緒に焼いて、アイシングやチョコで自由に飾るのが定番です🎄
シンプルな材料で作れるので、お菓子作り初心者や子どもと一緒にも◎。
材料(約20枚分)
クッキー生地
• 無塩バター:100g
• 砂糖:80g
• 卵:1個
• 薄力粉:200g
• バニラエッセンス:少々
アイシング(簡単)
• 粉砂糖:100g
• 卵白 or 水:少量
• 食用色素(任意)
作り方
① バターと砂糖を混ぜる
室温に戻したバターをボウルに入れ、砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜます。
卵・バニラエッセンスを加えてさらに混ぜます。
② 粉類を加える
薄力粉を加え、ゴムベラでさっくり混ぜてひとまとめにします。
③ 生地を休ませる

生地をラップで包み、冷蔵庫で30分以上休ませます。
(型抜きしやすくなる重要ステップ)
④ 生地を伸ばす
生地を取り出し、打ち粉(分量外)をした台で3〜5mm厚に伸ばします。
⑤ 型抜き
好きなクリスマスクッキー型で生地を抜きます。
⑥ 焼く
クッキングシートを敷いた天板に並べ、170℃に予熱したオーブンで10〜12分焼きます。
縁がうっすら色づいたらOK。
⑦ アイシングでデコレーション
完全に冷めてから、粉砂糖+卵白(または水)で作ったアイシングを絞ります。
🇸🇪スウェーデン|サフランロール

どんなお菓子?
サフランロール(ルッセカット)は、スウェーデンで12月の聖ルチア祭からクリスマスにかけて食べられる伝統的な甘いパン。
最大の特徴は、鮮やかな黄色の生地と、S字型の可愛らしい形です。
生地には高価なスパイス「サフラン」を使い、ほんのり甘く、バターの香りが広がるやさしい味わい。
ケーキより軽く、朝食やおやつにも食べやすい北欧スイーツです。
材料(8〜10個分)
- 強力粉:250g
- 無塩バター:75g
- 砂糖:50g
- 牛乳:120ml
- ドライイースト:5g
- サフラン:ひとつまみ(0.1g程度)
- 卵:1個
- 塩:ひとつまみ
- レーズン:適量(飾り用)
作り方
① サフランを準備する(重要)
サフランを少量の温かい牛乳(分量内)に入れ、黄色がしっかり出るまで数分置きます。
👉 サフランは粉末タイプでもOK
② イーストを溶かす
残りの牛乳を人肌(35℃前後)に温め、ドライイーストと砂糖少々(分量外)を加えて混ぜます。
5〜10分置き、泡立てばOK。
③ 生地を作る

ボウルに強力粉・砂糖・塩を入れ、②のイースト液、①のサフラン牛乳、溶かしバター、卵を加えます。
ゴムベラでまとめ、なめらかになるまでこねます。
④ 一次発酵
生地を丸め、油を薄く塗ったボウルに入れます。
ラップをして40〜60分、暖かい場所で発酵。
約2倍になればOK。
⑤ 成形する(型いらず)
生地を8〜10等分し、細長く伸ばしてS字型にくるくる巻きます。
両端にレーズンを1粒ずつのせます。
⑥ 二次発酵
天板に並べ、15〜20分ほど軽く膨らむまで置きます。
⑦ 焼く
表面に溶き卵(分量外)を塗り、180℃に予熱したオーブンで12〜15分焼きます。
ほんのり色づけばOK。
⑧ 仕上げ
焼き上がったら、お好みで粉砂糖を軽くふって完成✨
- サフランはケチらない(香りが命)
- 焼き色は薄めが正解
- 焼きたてが一番美味しい
まとめ
世界のクリスマススイーツは、国ごとに歴史や文化が反映されていて、同じ「クリスマスのお菓子」でも、味や作り方、楽しみ方がまったく違います。
ドイツのシュトーレンは寝かせて味の変化を楽しみ、イタリアのパネトーネは専用型でふんわり焼き上げ、フランスのブッシュ・ド・ノエルはデコレーションでクリスマス気分を演出。
イギリスのクリスマスプディングは時間をかけて仕込み、アメリカのクリスマスクッキーやスウェーデンのサフランロールは、家族や友人と一緒に作る“楽しい時間”も魅力のひとつです。
どのスイーツも、ポイントと道具さえ押さえれば初心者でも挑戦しやすいものばかり。
専用の型や便利な道具を使うことで、失敗しにくく、仕上がりもぐっと本格的になります。
今年のクリスマスは、おうちのキッチンから世界を旅するように、お気に入りの国のスイーツ作りを楽しんでみてください🎄✨


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