世界の美味しいコーヒー|国別おすすめ豆とお家再現ガイド

世界のごはん・レシピ

旅先で飲んだ一杯のコーヒーが、なぜかいつもの朝を特別な思い出に変えてくれた——

そんな経験はありませんか?

イタリアのバールで立ち飲みした濃厚なエスプレッソ、フランスのカフェでクロワッサンと一緒に楽しんだカフェオレ、北欧で出会った、果実のように香る浅煎りコーヒー。

国が違えば、コーヒーの味も香りも、楽しみ方もまったく違います。

でも実は、その感動の多くは「特別な技術」ではなく「豆選び」で決まっています。

この記事では、世界で「美味しい」と言われる国別コーヒー文化と代表的な豆を紹介しながら、それをお家で再現するための豆の選び方・楽しみ方をまとめました。

旅気分を味わいたい朝、おうちモーニングを少しだけ贅沢にしたい日。

そんな時間のお供になる一杯が、きっと見つかるはずです☕️

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🇪🇹エチオピア

コーヒー発祥の地が生んだ、香りを楽しむ一杯

エチオピアは、世界で最初にコーヒーが発見されたコーヒー発祥の地。

エチオピア産のコーヒーは、苦味よりも香りとフレーバーを楽しむのが特徴で、「コーヒーなのに紅茶みたい」「花の香りがする」と表現されることも多いです。

浅煎り〜中煎りが主流で、豆本来の個性がとてもはっきり感じられるため、ブラックで飲んでこそ本領を発揮するコーヒーと言えます。

代表的なコーヒー豆の種類

☕ イルガチェフェ(Yirgacheffe)

  • :ベリー、レモン、柑橘系の明るい酸味
  • 香り:フローラル(ジャスミン、花のような香り)
  • 特徴:透明感があり、後味がとてもクリーン
初めてエチオピアを飲むなら、まずこの豆からがおすすめです。

☕ シダモ(Sidamo)

  • :ややコクがありつつ、爽やかな酸味
  • 香り:柑橘・ハーブ系
  • 特徴:バランスが良く、飲みやすい
エチオピア初心者〜毎日用におすすめ

☕ ゲデブ(Gedeb)

  • :トロピカルフルーツ、甘みが強い
  • 香り:華やかで甘い
  • 特徴:近年評価が高いスペシャルティ
ゲデブは、イルガチェフェ地域の中にある注目産地のひとつ。 イルガチェフェ特有のフローラルな香りに、 より甘みと果実感が加わった味わいが特徴です。

飲み方・楽しみ方

  • 砂糖・ミルクなしのブラックが基本
  • 温度が下がるにつれて味が変化するので、ゆっくり楽しむ
  • 朝よりも、静かな時間に香りを楽しむ一杯に向いている

エチオピアでは「コーヒーセレモニー」と呼ばれる文化があり、香りを楽しみながら時間をかけて飲むのが伝統です。

家でエチオピアのコーヒーを楽しむ方法

☕ おすすめの抽出方法

  • ハンドドリップ(ペーパーフィルター)
    ⭐︎香りと酸味がきれいに出る
  • お湯は 85〜90℃(高すぎないのがポイント)

☕ おすすめの器・グラス

  • 薄めのマグカップ
  • 耐熱ガラスカップ
    ⭐︎色・透明感も楽しめて◎

🇮🇹イタリア

苦味とコクを楽しむ、エスプレッソ文化の本場

イタリアのコーヒーは、「香りをゆっくり味わう」タイプのエチオピアとは対照的に、短時間でキュッと飲む“力強い一杯”が基本です。

街のバールでは、

  • 立ったまま
  • 数十秒で
  • 濃厚なエスプレッソを一気に飲む

これが日常。

コーヒー=嗜好品というより生活の一部なのが、イタリア流です。

代表的なコーヒー豆の種類(ブレンド文化)

☕ イタリアンエスプレッソブレンド

  • 主な豆:ブラジル / コロンビア + ロブスタ少量
  • 焙煎:深煎り
  • :強い苦味・コク・重厚感
  • 香り:カカオ、ビターチョコ、ナッツ系
イタリアでは単一産地より「ブレンド」重視。 味の安定感と、ミルクに負けない強さが重要。


☕ ロブスタ入りブレンド(イタリアらしさ強め)

  • 特徴:クレマが厚く、パンチがある
  • :より苦味が強い
  • 用途:エスプレッソ・カプチーノ
「これぞイタリア」と感じる人が多い味

飲み方・楽しみ方

  • 基本は エスプレッソ(砂糖入りも普通)
  • 朝:カプチーノ
  • 昼以降:エスプレッソのみ(※ミルクは避ける文化)

「少量で満足感のある一杯」を楽しむのがイタリア流です。

家でイタリアのコーヒーを楽しむ方法

☕ おすすめの抽出方法

  • エスプレッソマシン
  • マキネッタ(直火式)
    → 家庭で一番“イタリア感”が出


☕ おすすめのカップ

  • 厚みのある小さなエスプレッソカップ
  • 白磁タイプ(クレマが映える)
酸味が苦手な人には、まずイタリアの深煎りブレンドがおすすめです。

🇫🇷フランス

コーヒーは“主役”じゃない。朝と会話を楽しむための一杯

フランスでは、コーヒーはイタリアのように「一瞬で飲む主役」でも、エチオピアのように「香りを分析する存在」でもありません。

パン・バター・会話と一緒に楽しむ“朝の一部”。

それがフランスのコーヒー文化です。

フランスのカフェで定番なのは、

  • クロワッサン
  • バゲット
  • バターやジャム

そして、それに寄り添うやさしい味のコーヒー。

コーヒー単体の主張は強くなく、食事と一緒に完成する味が求められます。

代表的なコーヒー豆の種類(フランス向き)

☕ ブラジル

  • :ナッツ、チョコレート、まろやか
  • 香り:香ばしくやさしい
  • 特徴:酸味が少なく、ミルクと相性◎
フランス系カフェオレの定番ベース

☕ コロンビア

  • :ほどよい酸味とコク
  • 香り:キャラメル感
  • 特徴:クセがなく万能
ブラックでもミルクでも使いやすい

☕ フレンチロースト(焙煎スタイル)
※ 産地ではなく焙煎の呼び名

  • 焙煎:かなり深煎り
  • :苦味・スモーキー
  • 用途:カフェオレ向き
昔ながらのフランス家庭の味

味・香りの特徴まとめ

  • 酸味は控えめ
  • 苦味はあるが、角がない
  • ミルクと合わせて完成する味
  • パン・甘いものと相性が良い
「コーヒー単体で主張しすぎない」のが正解

飲み方・楽しみ方

  • 定番は カフェオレ(ミルク多め)
  • 大きめのカップ or ボウルで飲む
  • 朝食と一緒に、ゆっくり

フランスではエスプレッソをブラックで飲むのは少数派。

「朝はカフェオレ」が圧倒的スタンダードです。

家でフランスのコーヒーを楽しむ方法

☕ おすすめの抽出方法

  • ドリップコーヒー
  • フレンチプレス
    → コクが出て、ミルクとよく合う

☕ ミルクのポイント

  • 温めすぎない(60〜65℃)
  • 泡立てすぎない
なめらかさ重視

☕ おすすめのカップ・器

  • ボウル型カップ
  • 大きめマグ
見た目も一気にフランス感アップ
苦味は欲しいけど、酸味は控えめがいい人にはフランススタイルがぴったりです。

🇩🇰🇸🇪北欧

コーヒーを“味わう時間”そのものを楽しむ文化

北欧(デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド)は、世界でもトップクラスのコーヒー消費量を誇る地域。

ここでのコーヒーは

  • 目を覚ますため
  • 作業の合間
    ではなく、

「人と過ごす時間を豊かにするもの」として存在しています。

特にスウェーデンにはFIKA(フィーカ)と呼ばれる文化があり、コーヒーと甘いお菓子を囲んで、仕事や日常から一度立ち止まる時間を大切にします。

北欧コーヒー最大の特徴|浅煎り文化
北欧コーヒーの最大の特徴は圧倒的な浅煎り志向。

  • 苦味を抑え
  • 酸味と甘み
  • 豆そのものの個性

を引き出す焙煎が主流です。

代表的なコーヒー豆の種類(北欧向き)

☕ エチオピア(浅煎り)

  • :ベリー、柑橘、フローラル
  • 香り:華やか
  • 特徴:北欧浅煎りの王道
北欧ロースターで最も多く使われる豆


☕ ケニア

  • :カシス、ブラックベリー
  • 香り:ジューシー
  • 特徴:酸味が明るく、甘みが強い
北欧の浅煎りで真価を発揮

☕ ルワンダ

  • :赤い果実、はちみつ
  • 香り:やさしく上品
  • 特徴:透明感が高い
北欧らしい“静かな美味しさ”

味・香りの特徴まとめ

  • 苦味はほぼ感じない
  • 酸味は「尖る」ではなく「明るい」
  • 冷めても美味しい
  • 甘みの余韻が長い

飲み方・楽しみ方

  • ブラックで飲むのが基本
  • 砂糖・ミルクは基本入れない
  • 温度変化を楽しむ

FIKA

  • シナモンロール
  • クッキー
    など甘いお菓子と合わせるのが定番。

家で北欧コーヒーを楽しむ方法

☕ おすすめの抽出方法

  • ハンドドリップ(V60など)
  • カリタ・ウェーブ
  • エアロプレス(浅煎り設定)
エスプレッソマシンより ドリップ系が圧倒的に向いている

☕ お湯と挽き目のポイント

  • 湯温:88〜92℃
  • 挽き目:中挽き〜やや粗挽き
  • 蒸らしは短め

☕ おすすめのカップ・器

  • 薄手のマグ
  • 耐熱ガラス
  • 白・グレー・ベージュ系

🇧🇷ブラジル

世界のコーヒーを支える、バランスの王道

ブラジルは、世界最大のコーヒー生産国。

世界で飲まれているコーヒーの多くは、直接・間接的にブラジル豆が関わっています。

その理由はとてもシンプルで、クセが少なく、誰にとっても飲みやすいから。

エチオピアのような華やかさ、イタリアのような強烈な苦味は控えめですが、

その代わりに

  • 安定した味
  • やさしい甘み
  • 毎日飲んでも疲れない

という、「日常のコーヒー」に最適な要素がそろっています。

代表的なコーヒー豆の種類

☕ サントス

  • :ナッツ、チョコレート
  • 香り:香ばしく穏やか
  • 特徴:クセがなくバランス良し
ブラジル豆の定番中の定番。 ブレンドのベースとしてもよく使われる。

☕ ブルボン(品種名)

  • :甘みが強く、やわらか
  • 香り:キャラメル、ナッツ
  • 特徴:上質で上品
ブラックでもミルクでも美味しい。 家庭用にかなり優秀。

☕ ナチュラル精製のブラジル

  • 精製方法:果肉付きで乾燥
  • :チョコ・ナッツ+ほんのり果実感
  • 特徴:コクと甘みが出やすい
エチオピアほど派手ではないが、 ブラジルらしい自然な甘さが楽しめる

味・香りの特徴まとめ

  • 酸味は弱め
  • 苦味も強すぎない
  • ナッツ・チョコ系が中心
  • 全体的に「丸い」印象
コーヒー初心者でも失敗しにくい

飲み方・楽しみ方

ブラジルではカフェジーニョと呼ばれる、少量で甘めのコーヒーを飲む文化があります。

  • 小さなカップ
  • 砂糖入り
  • 食後や会話の合間に

→日本で言う「お茶」に近い存在。

ただし家庭では、

  • ブラック
  • ミルク入り
  • カフェラテ

など、どんな飲み方にも対応できる万能さが魅力です。

家でブラジルのコーヒーを楽しむ方法

☕ おすすめの抽出方法

  • ドリップコーヒー
  • 全自動コーヒーマシン
  • フレンチプレス
抽出方法を選ばないのが強み


☕ 挽き目・湯温の目安

  • 挽き目:中挽き
  • 湯温:90〜92℃
難しい調整なしでも 安定した味になりやすい

☕ おすすめのカップ・器

  • 厚みのあるマグ
  • 普段使いのカップ

🇨🇴コロンビア

酸味・コク・香りのバランスが美しい万能コーヒー

コロンビアは、ブラジルに次ぐ世界有数のコーヒー生産国で、「バランスの良さ」に定評のある産地です。

  • 強すぎない酸味
  • しっかり感じるコク
  • 香りの立ち方がきれい

この3つがそろっているため、ブラックでも、ミルク入りでも美味しいのが最大の魅力。

エチオピアほど個性的すぎず、ブラジルほど穏やかすぎない。

“ちょうど真ん中”で、失敗しにくい産地です。

代表的なコーヒー豆の種類

☕ スプレモ(Supremo)

  • :バランス型、やさしい酸味
  • 香り:ナッツ、キャラメル
  • 特徴:粒が大きく、雑味が出にくい
コロンビアの定番グレード。初心者〜毎日用に最適。

☕ ウィラ(Huila)

  • :フルーティで甘みが強い
  • 香り:フローラル、柑橘
  • 特徴:近年評価が急上昇
エチオピアが好きな人にもおすすめ

☕ ナリーニョ(Nariño)

  • :明るい酸味と透明感
  • 香り:赤い果実
  • 特徴:高地栽培でクリーン
北欧系浅煎りとも相性◎

味・香りの特徴まとめ

  • 酸味:やさしく上品
  • コク:中程度〜しっかり
  • 甘み:キャラメル系
  • 後味:すっきり

飲み方・楽しみ方

  • ブラックで香りとバランスを楽しむ
  • ミルクを少量入れてカフェオレ
  • 砂糖なしでも飲みやすい

コロンビアは飲み方を選ばない“柔軟さ”があるため、家族や来客用にも使いやすい産地です。

家でブラジルのコーヒーを楽しむ方法

☕ おすすめの抽出方法

  • ドリップコーヒー
  • 全自動コーヒーマシン
  • フレンチプレス
抽出ブレが出にくく、安定しやすい

☕ 挽き目・湯温の目安

  • 挽き目:中挽き
  • 湯温:88〜92℃

☕ おすすめのカップ・器

  • 白磁マグ
  • ガラスカップ

ブラックもミルクも楽しみたい人には、コロンビアがいちばん万能です。

まとめ

世界のコーヒーは「好み」で選ぶと、もっと美味しくなる


世界のコーヒーを見ていくと、「どの国が一番美味しいか」ではなく、「自分の好みに合っているかどうか」が何より大切だと分かります。

今回紹介した産地は、それぞれこんな特徴がありました。

  • 🇪🇹 エチオピア:華やかな香りと果実感。ブラックで楽しみたい人に
  • 🇮🇹 イタリア:苦味とコク重視。エスプレッソやミルク系が好きな人に
  • 🇫🇷 フランス:ミルクと食事に寄り添う、やさしい味わい
  • 🇩🇰🇸🇪 北欧:浅煎り・透明感。フルーティなコーヒーが好きな人に
  • 🇧🇷 ブラジル:クセがなく毎日飲める、安心のバランス
  • 🇨🇴 コロンビア:酸味・コク・香りのちょうどいい中間点

コーヒーは、

✔ 豆の産地

✔ 焙煎度

✔ 抽出方法

この3つを少し意識するだけで、いつもの一杯が「旅気分の一杯」に変わります。

そして、世界のコーヒー豆を楽しみたいなら、豆から挽けるマシンや、産地の個性を活かせる器具があると、その違いをよりはっきり感じられるようになります。

まずは気になった国の豆をひとつ選んで、お家でゆっくり味わってみてください。

きっと、自分だけの「好きなコーヒー」が見つかるはずです☕️

プロフィール画像
海外生活ブロガー/30カ国以上を旅した経験者

高校時代に初めてカナダに語学留学をして海外に魅力される。現在は年のほとんどを海外で過ごす生活を継続中。アメリカ、オーストラリア、アジア、ヨーロッパなど30カ国以上を渡航。
「役立つ」「共感できる」海外情報を届けたい思いでこのブログを運営しています✈️

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